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ジューワー

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よく覚えてないけれど、
何処かの本屋かネットでか、「まあるいたべもの」をたくさん紹介しているのがあったっけ。
 
 
もしわたしが選ぶなら…そんなことを頭の片隅に思いながら日々であうまあるい食べ物を見ては、どれがいいかなと想像していた。
 
最初に思いついたのは、ロミユニのレモンサブレなのだけど。
もしも、じゃあ一つだけ、と言われたらこのコロッケにするだろう。
 
 
 
ふと通りかかった商店街に異彩を放つお肉屋さん。中に入るとお母さんが揚げ場に立っていた。
 
横目に入った肉コロッケという文字になんだか懐かしさを感じて頼む。
 
 
コロッケは青春の味なんだ。
 
 
中学の部活帰り、学校近くの狭いお肉屋さんに滑り込んで、アツアツのコロッケをほうばった。本当は買い食いは禁止されていたけど、ドキドキしながらみんなで頼んだコロッケは本当に美味しかった。
 
 
ちょうど揚げ上がるタイミングにうまく立ち合うことができ、アルミのバットに黄金色の肉コロッケがごろごろと置かれた。
 
 
「うわあ、おいしそう…」
 
と思わず呟くと、お店のお母さんがこちらに満面の笑みをうかべながら
 
「おいしいよぅ〜」
 
と返してくれた。
嬉しかったし、恥ずかしくて、でもやっぱり嬉しかった。こんな女性になりたいな。
 
代金を支払い、店を後にした。店内で食べて行けばと言われたが、なんだか気恥ずかしくて食べ歩くことにした。
 
 
まあるくて黄金色。揚げたての熱が手に伝わってくる。
 
一口たべたら、ふわっふわのとろけるようなポテトがあらわれ、
二口たべたら、味付けの控えめの挽肉があらわれた
三口たべたら肉汁がジューワーっと。美味しさに感動した。
 
 
幸せだ、幸せだ。
 
 
これが旅の醍醐味だ。この味のためにまた香川に行ってもいい。
 
 
なーんて
 
このコロッケ、通販もやってるんだって、なんてこった。
 
 
 
 
 
 
 
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