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良い、宵、酔い

f:id:SOMETHINGUSUAL:20140424174454j:plainf:id:SOMETHINGUSUAL:20140424174516j:plain豆腐が好きだ。理由は特にないけど、ご飯のときに片隅に冷奴があるとホッとするし、おなべでぐつぐつ煮込まれたとうふを“はふはふ”言いながら食べるのなんかたまらない。湯豆腐は、シンプルだけどもその分ごまかしがきかないので、美味しさがダイレクトで好きだ。

さて、なぜこんな前置きかといえば、「ごん兵衛」に行ったからである。

実は福岡と鹿児島のことを書き始めてから、もう1ヶ月もたってしまったので、「何を今さら・・・」ということもあるのだけど。笑 ごん兵衛を書かねば鹿児島に行ったなんて言えない、という勝手な正義感をここまで引っ張ってめんどくさがりな自分を奮い立たせてこうしてキーボードをカチカチ言わせている。

 

開店から約1時間後、思い切って暖簾をくぐれば、店内はぎゅうぎゅうに混みあい、コの字型のカウンターには人生の酸いも甘いも知ったかのような男性が肩を並べている。

20代そこらの自分には到底似合わない店だけど、ここまできたら意思は変わらない。端の方に一席見つけて座る。「湯豆腐一人前!と」・・・・お酒を何にしようか。焼酎があまり得意でない。けど、ここにきてビールというのもなんだか味気ない気がして、大人ぶって「水割りを」頼んだ。

ちょっとわくわくしながら待っていると、隣の中年男性2人がこそこそ話している。「(女の子一人なんてめずらしいねぇ) 」。無意識で振り向いてしまい、目が合ってお互い苦笑。

そこから、どういうわけか仲良くなってしまって一人ではきっと気がつかなかったであろう湯豆腐の食べる順番や、柚子胡椒のつけどき、鹿児島の方言や、ごん兵衛の名物おかみの話など、いろいろ教えていただいた。それから、なんと次の日の鹿児島案内までして頂けることに!


待ちに待った湯豆腐は、本当に、美味しくってダシまで飲みほしたいと思うほど!実際ダシがめちゃくちゃ美味しい。柚子胡椒がいい「効き味」になり、じんわりくる。シメはそうめん。スルスルっといただける。ご馳走だ。

狭い店なので食べ終わったら即座に出ること、そう教えてくれたのは、先ほど友人になった一平さん。

その後も人数が増えたり減ったりしながら3件ほどを飲み歩き、なんとも粋なおじさん仲間と一緒に楽しい酔いの晩を過ごした。

鹿児島の人のあたたかさに、ぐっときた2日目を終えて、明日帰るのが惜しいなぁと心から感じていた。


- 湯どうふ ごん兵衛

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