帰るような処

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一人でも気軽に入れる居酒屋を求めて、橙(だいだい)にいった。若い夫婦が営む、一見なんてことのないお店なのだけど、人の良さが店の雰囲気そのままに溢れていて、入ってすぐ居心地の良さを感じる。こじんまりしたお店は、月曜の夜だというのに、開店早々すぐに人でいっぱいになる理由がわかる気がする。

驚いたのは突き出しのポテトサラダ。すごくおいしい。

若い女性の一人客が珍しいのか、お店の主人が話しかけてくれ一人分に刺身を盛ってくれる事に。こういう「融通」がとても嬉しいし、あたたかいなぁと感じる。

 

忙しいにも関わらず、こちらを気遣ってくださる心遣いにも、とても感動した。

「焼き空豆」「鰯の梅しそ香り揚げ」「刺盛」どれも本当においしくて箸が進む。(実はこの後、焼き空豆にハマってしまい、家に戻ってからしばらく空豆ばかり食べていたのだけれど、近所で買う空豆は橙ででてきたものとはぜんぜん素材の質が違った)

 

鹿児島にきて一つだけいただけなかったのが、初めての「甘い醤油」。店主が「甘い醤油だけど大丈夫?」と聞いたのに、ちょっと見栄をはって「はい」と応えたら、想像以上に甘かった…自分が育ってきた環境の味に、舌が慣れすぎてしまってるのだから仕方ない。いつか慣れるのか?のちに九州出身の後輩に話をきいたら、今でも実家から甘い醤油を送ってもらっているらしい。努力はするけれど、慣れるまでの道のりは長そうだ。

 

大満足でお会計を終えて、店主に挨拶をし店を出ようとすると、なんとご夫婦が入り口の外まで出てきてくれ、見送ってくれた。心底感動してしまって、思い切り手を振って店を後にする。

 

すばらしい鹿児島の一日目に、胸が熱くなった。

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